2001-11-07 第153回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号
御存じのように、第四期調査会の最終報告の提言三十にODA基本法案の骨子の定義が掲げられております。これは第一期調査会からのODAに関する議論のいわば集大成でございますが、今後ともこの議論を継続して、国際問題調査会といたしましても、山本先生中心になさっていただいたようでございますが、基本法の制定に向けた努力を継続すべきだろうと思っております。
御存じのように、第四期調査会の最終報告の提言三十にODA基本法案の骨子の定義が掲げられております。これは第一期調査会からのODAに関する議論のいわば集大成でございますが、今後ともこの議論を継続して、国際問題調査会といたしましても、山本先生中心になさっていただいたようでございますが、基本法の制定に向けた努力を継続すべきだろうと思っております。
に着手すべきこと、NGOとの連携の強化等国民参加型援助の推進を強化すべきこと、援助評価活動の充実を図るべきこと、開発協力に携わる人材の育成・確保・活用に努めるべきこと、委員会審査の充実、議員のODA案件の視察の促進等国会のODAに対する恒常的な関与の拡充強化を図るべきこと、国会とODAとのかかわりをさらに明確化していくため、国際開発協力の本旨、国際開発協力の基本原則、国会に対する報告等から成るODA基本法案
私は、二十二ページのODA基本法案の骨子の最初の「国際開発協力の本旨」、報告の粋がここに集約されていると思うわけでありまして、この精神をもって日本のODAが遂行されるならば、本当に世界のために役に立ち、また、日本の物の考え方、世界に貢献の仕方を発信することができる、こういうように感ずるものであります。
本小委員会では、小委員間の活発な意見交換を通じて、国会とODAとのかかわりをさらに明確化していくため、国際開発協力の本旨、国際開発協力の基本原則、国会に対する報告、NGOとの連携の強化、国際開発協力に携わる人材の育成・確保から成るODA基本法案の骨子を基本法の立法化に向けての論議のたたき台として提起することを提言とすることについて、共通の認識を形成することができました。
とりわけ、国民の税金また郵便貯金等を原資にしているODAについて、国民の代表であります国会がかかわりを一層強めていくべきである、また、そのためにもODAの理念、基本原則を明確にして国会に対する報告を求める、そういうODA基本法案の骨子を今後の立法化に向けた論議のたたき台として提起されて各会派の総意として提言に盛り込まれたことは、大変大きな意義を持つと考える次第であります。
本小委員会は、設置されて以来、ODAの理念、実施体制を初めとしたODAのあり方、ODA基本法案の扱いを含む国会とODAとのかかわりなど、二十一世紀に向けたODAのあり方を各小委員間で率直に議論してまいりました。 このたび、各小委員の皆様の御意見をもとに最終報告の調整を進めてまいりましたが、配付いたしましたとおりの調査報告書案を作成することができました。
それから、山本先生にお示しいただいた拡充強化策のメモ、ここまで突っ込んでいるということは、むしろODA基本法案よりさらに外務省等に対して迫っているというふうに私は受け取れると思います。 とりわけ、非常にすばらしいなと思う点が二点ありまして、一番目の(1)の「ODA予算の全貌がわかる資料」に関しましては大いに私は賛成をし、この点は基本法云々とは別に国会として求めていかなければいけない。
それから第二点は、今のと関連するのですけれども、「ODA基本法案の制定に進むべきではないかとの小委員の主な意見」というのは、ちょっと表現がよくわからないのですが、小委員は山本さんを除いて他の八名ですか、あるいは他の七名と言うのか知りませんけれども、ODA基本法を制定していろんなことをやりなさいという多数意見がそうであったということだと思うのですが、それは報告書の中に何らかの表現がなされるかどうかということが
○田英夫君 中座をして皆さんのお話につながらないかもしれませんが、今、山本さんのお話を聞きながら思ったことは、私は実は、この資料に出ている四会派のODA基本法案を出す前に、宮澤喜一さんが外務大臣のときだったことを記憶しておりますが、一九七〇年代に基本法の基本法みたいなほんの五カ条ぐらいの法案を参議院の外務委員会に提出したことがあります、これはもうすぐ否決されたんですけれども。
理念については、政府のいわゆる大綱というものができておりますから一見理念のようですけれども、実はこれはもう極めて常識的なことであって、大変自分にかかわるので言いにくいんですが、かつて議員立法でODA基本法案を参議院に提出いたしましたが、その中の私どもが基本理念として掲げた幾つかのもののうちの四つをとって、それを政府が理念、大綱という形で出しておられる。
当調査会においても、「アジア太平洋地域の平和と繁栄に向けて」のテーマのもと、ODAのあり方、ODA基本法の制定について専門家の意見の聴取を初め委員間で議論を交換し、昨年の中間報告では最終年に向けて立法化の検討を行うこととしているところですが、以上の経緯、とりわけ調査会合意や本会議での全会一致の決議採択という成果を踏まえ、さらにまた参議院四会派による基本法案の策定の努力をも生かして、当調査会がODA基本法案
これは、ODA基本法などは要らないという御意見の方もございますけれども、この国際問題調査会におきましてやはりODAの問題をもう少し続けて審議していただきまして、できれば皆様の御理解と御協力を得て何らかの形のODA基本法案というものをつくって、国会、参議院全体、また衆議院に対しても我々が九年間やってきた成果というものを実を結ばせたいと考えるわけでございます。
それから、特にODA基本法案の立法化の検討につきましては、これまたきょう貴重な御意見あるいは各委員の先生方の関心の方向を踏まえまして、理事の皆様方と御相談して対処していきたいと、こう考えるわけでございます。 それでは、他に御発言もないようでございますから、意見の交換はこの程度で本日は終わります。 委員の皆様方には貴重な御意見をいただきまして、まことにありがとうございました。
昨年の夏に出されましたODA基本法案につきましては、私は後から詳細に述べますけれども、いろいろ異論のあるところがございますけれども、いずれにしましても、国会議員の皆様方が真剣にこの問題に取り組んでこられているということに対しましては敬意を表するものでございます。
○田英夫君 余り時間がないようですから簡単に申し上げますが、今御質問になった中西さん、あるいは私、それから社会党の矢田部さんというあたりで、先ほど松井先生から御批判いただいたODA基本法案を昨年提出いたしましたが、作成に当たった張本人の一人だものですから、御質問というよりも、鷲見先生には不十分だという御批判をいただいておりますので、なぜああいう形のものにまとめたかということを若干申し上げたいと思います
特に、参議院のこの調査会の今日までの経過を見ましても、既に参議院の本会議で国際開発協力に関する決議、これはもう全会一致でやっているわけでありますし、昨年は四会派によってODA基本法案というものが提出をされて、残念ながら総選挙がありまして審議未了ということになっているわけですが、私は、やっぱりこういった参議院の、とりわけ以前は外交・安保調査会、今は国際問題に関する調査会、ここのやっぱり議論の経過、あるいは
〔会長退席、理事大木浩君着席〕 各会派の代表の方々の御意見開陳を拝聴いたしましたが、それぞれの方が日本のODAのあり方についてやはりODA基本法案というものをつくることをこの調査会で検討したらどうかという御意見を表明していらっしゃいましたが、私自身も長い間ODAの問題と取り組んでまいりました一人といたしまして、ぜひこの調査会でODA基本法案を議題として取り上げていただいて、そして各会派が賛成のできるような
私ども一生懸命ODAを改善するために、今の与党でございますが、かつて野党でありました御連中が、共産党の方はお加わりになりませんでしたけれども、一生懸命になってODA基本法案というのをつくりまして、ことしの六月に提出したわけでございますが、なかなかこれがまた再提出というのはもう難しい状況に今なっておりますので、大いにまた考え直してやっていかなきゃならないのではないかと考えております。